みなさん、夏休みや盆休みには帰省や旅行などに出掛けると思います。注意してほしいのはその帰省や旅行などで高速道路などを走ると思いますが高速道路でのJAFやロードサービスの出動回数が最も多いのがタイヤのパンクだと言う事です。クギや異物を踏んで起きる通常のパンクも多いのですが、夏で一番多いのがタイヤの”バースト”なのです。
バーストは何故起こるのか?
バーストの主な原因となるものは
・空気圧の過不足
・タイヤの劣化や損傷
・クギや異物を踏む
がほとんどです。
この中で過不足とありますが通常の乗用車用のタイヤの最大350kpaになっています。よく燃費を挙げるために空気圧を高めに入れるといいとありますがどの程度の割合で上げていますか?高速道路ではタイヤにかかる負荷は一般道より高くタイヤの温度はかなり高くなります。タイヤの温度が高くなると言う事は内圧も上がり空気圧はかなり高くなります。夏になればそれは尋常ではない温度になり空気圧はものすごく高くなっています。この状態でブレーキをかけたりハンドルを切ったりすれば負荷は更にかかりバーストへ向かって一直線です。
どんな季節においても空気圧はドアの内側に書かれている適正空気圧、または空気圧を高くしても1割くらいまでにしておく方が安心です。 空気圧不足は空気圧が低いためにタイヤが凹み、スタンディングウェーブ現象といったタイヤが波打つことで負荷がかかるために起こります。上記の理由と同じく適正なタイヤの空気圧にしてください。
タイヤの劣化や損傷を甘くみていませんか?
空気圧は誰が見ても数値で分かるので同じですが、損傷や劣化は目で見て分からない物もあります。キズなどはどこまで大丈夫なのでしょう。タイヤのサイドウォール(横面)の場合は縁石などに強く当たり切れてしまう場合があると思うのですが中のコードが見えていたり、内部で切れて膨らんでいたら危険サインです。迷わず交換しましょう。逆に凹んでいる箇所があるタイヤもありますが製品上のもので正常なので大丈夫です。
車検やオイル交換などの整備などで、担当スタッフから「タイヤのヒビが酷いですね!交換しないと危ないですよ?」なんて言われた事は無いでしょうか?「ただ、タイヤ売りたいだけでしょ?」もちろん商売ですからそれもあるでしょうが何もないのにおすすめはしていません。タイヤの溝があるから大丈夫!な訳ではありません。タイヤはゴムでできているので輪ゴムと同じで経年劣化でプチプチと切れていきます。これがヒビの原因ですが日光や日々の激しい環境の変化なのであまり車に乗らないからと言うのも関係ありません。大事な家族を守るため、事故を起こす前に安全のために交換しておきましょう。