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対物賠償保険を無制限にする理由

 

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当たり前のように無制限になっている対物賠償保険ですが、ごくまれに1000万とか2000万などのように金額設定が無制限では無い人もいます。ほとんどの損保会社での対物賠償保険で無制限を選ばれていますが、無制限の割合は70.5%〜95.2%(国内12社平均は93.4%)とまだまだ対物事故を起こした時のリスクを考えていない、または知らない人も多いのかもしれません。

なぜ対物賠償で無制限を勧めるのか?

・相手は車だけとは限らない
相手が車だけならばいくら高額でも何億円にもならないでしょう。しかし、宝石店やディーラーのショールーム、飲食店やパチンコ店などはどうでしょうか?この場合、修理費だけではなく休業損害も発生するのでいくらかかるのか分かりません。
判例1:1億3580万円 店舗(パチンコ店への衝突) 判決年月日1996年7月 東京地裁

・相手の車に高額な品物が積まれていて、高額賠償になることも。
壺や絵画のような美術品、呉服や毛皮などの高額な衣服を積んでいた車に衝突して高額賠償になった事例もあります。
判例2:2億6135万円 積荷(呉服・洋服・毛皮) 判決年月日1994年7月 神戸地裁

・電車との接触事故の場合、電車遅延・運休の損害遅延金で高額賠償になることも。 電車やバスなどの場合の逸失利益は高額賠償になることは間違いありません。これに加えて車両の修理金額、周辺の公共物や個人の家屋などの財産までが対象になった事例もあります。
判例3:1億2036万円 電車・線路・家屋 判決年月日1980年3月 福岡地裁

※社団法人 損害損害保険協会より

対物賠償を無制限にしても契約者を守れないことも

対物賠償が無制限でも唯一契約者を守れないパターンは時価額(法律上の賠償責任の限度額)を超えたときです。相手への補償が保険金額を上回った場合は、超えた部分は自費になります。しかも相手との交渉も自分でやらなければいけない場合もあります。(損害賠償の責任の額が明らかに保険金額を超える場合は保険会社による示談交渉不可の恐れがあるので)

近年は車齢9年以上の車の割合が40.3%と時価額が低い車も少なくはありません。こういった車と事故を起こすと時価額を超える修理費になり対物賠償が無制限でも時価額を超えた部分は契約者が支払わなければいけません。こういった場合は対物超過修理費特約なら最大50万円まで補償できるので安心です。

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